巨大なハリケーンがポポロコを襲う〜高円寺の対バンライブにて〜
高円寺のライブハウスで開催された対バンライブ「Tandem」。ポポロコネクトの登場シーンを観た感想をまとめた。

ライブMCのようす

(旧メンバー)
ポポロコネクトラベンダー担当、成瀬真那です

まなちぃいやーーーーん

ピヨピヨひよっこカスタード…

イタダキマースおいしいおいしいおいしいィィィィィィ
今日の現場は、普段のポポロコネクトの定期公演にましてカオス。高まるのはもちろん大事だが、オタクは節度をわきまえるべきだろう。これで記事を終わらせてしまってもつまらないので、ぜひ続きを読んでいただきたい。
パフォーマンスのようす
MCが終わると、「アイドルソングが聞こえない」のイントロが流れ出した。先輩アイドル、ハミダシステムから受け継いだ伝家の宝刀。
歓喜の声をあげたのは僕だけではない。アイドルソングはカバー曲でありながら、ポポロコネクトのオタクの間でも人気が高いようだ。
演者は横にズリズリ動くなどアイドルらしいコミカルかつキュートな振りつけ。これにオタクの血が騒ぐ騒ぐ。
とにかく現場の熱気がおかしい。誰も彼も必死すぎる。ポポロコ界隈の勢力が、完全に会場の空気をジャックしてしまった。
今回の対バンに出演した演者は全10組。10種類のオタクが混ざっているはずのこの現場で、ポポロコ一強状態が出来上がったのだ。
彼ら「ピンチケ一年生」たちの悪いところはサルも驚く貪欲さにある。器用なことに、フリコピやらMIXやら色々なことを一度にやろうとするため、みなとにかく動作が慌ただしい。
コール・MIXをガチで打とうものならば、腹筋とノドを最大限に使うために、自然と顔が下に向くようになる。言うなれば地球の大地とバトルするような体勢になるものだ。
床に向かってMIXしながら、演者のフリマネまでこなすのは至難の技だ。ピンチケどもにフリコピとMIXが同時にできるのか、と半信半疑になる読者もいるだろう。
しかしこれは紛れもない事実だ。
オタクたちのサビのフリコピは左右の向きといい、タイミングといい、不動のモッシュと言わんばかりに統制がとれている。
二者択一をいいとこ取りしようとする貪欲の極致を、僕はいま目の当たりにしているのだ。
このような気持ち悪いほどの欲望が渦巻いて、高円寺の地下に埋もれたこの会場に巨大な嵐を起こした。
ライブハウスの天井はすっかり吹き飛んでしまった。オタクの暴れ具合は、ポポロコに直撃した一過性の台風、あるいはゲリラ豪雨とも形容できよう。
まとめ
俺たちオタクは程度の節度をわきまえながらセンスのあるバカ騒ぎを追求していこう。
ライブ詳細
- 対バンライブ「Tandem」
- LOFT X KOENJI
- 2020年2月8日(土)
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