日産本社は新車のPRに有利な一等地に建っている。

2020年8月29日高速道路事情

先日、私は下のようなツイートを投稿した。

コメントが字足らずで分かりにくいような気がするため、要するに何が言いたかったのか分かりやすく説明していきたい。

私はニュース記事のサムネイルを見た瞬間、イエローの新車が日産の広報車であること、そして写真が首都高の横羽線で撮影されたということを見抜いた。なぜなら、日産が横浜の本社ギャラリーで試乗車を管理していることを知っていたからだ。

記事を読んで、日産本社のあるみなとみらい地区はあまりにも新車のPRに好都合だということに感心してしまった。ここから先は、日産本社が新車の宣伝として最高の立地にある理由を横浜の高速道路事情に着目して説明していく。

日産の本社があるみなとみらい地区は、道路交通のインフラが高度に整備されている。高速バスが停まる横浜シティエアターミナル(YCAT)や首都高が例として挙げられる。

ここで写真の赤枠を見てほしい。赤で囲まれたエリアの内側に日産の本社がある。首都高のK1横羽線、K3狩場線、K5大黒線、B湾岸線が日産グローバル本社の周りをぐるっと取り囲んでいる。

日産の試乗イベントに参加すると、日産本社を中心に首都高の4路線をぐるっと一周することができる。みなとみらいが新車のPRに最適な理由はここにある。

日産を取り囲む4本の首都高速は道路特性が大幅に異なるため、それぞれの路線で全く異なる観点から車の性能を試せるということがポイントだ。

例えば横羽線は、神奈川県区間ではアップダウンが激しい60キロ制限の都市型高速である。実際に横羽線を走ってみるとわかるのだが、橋梁部が多いため橋の継ぎ目の音がガタンゴトンと響く。横羽線では、勾配を越えるための伸びやかな加速と安定感のあるハンドリングが求められる。

一方で湾岸線は最高速度80キロかつ6車線でカーブが緩い。東名高速並みに快適だ、というと誇張になるが、郊外型の高速道路のようなゆったりした余裕をもって設計されている。湾岸線では静粛性と直進の安定性が求められる。

一般道路、都市型の高速道路、郊外型の高速道路。横浜エリアから外に出なくても様々な道路シチュエーションを味わえる。だからこそ、日産にとって横浜のみなとみらいが新車のPRに最高の場所というわけだ。日産グローバル本社がそんな恵まれた立地にあると思うと興奮が収まらない。