高速道路の120キロ引き上げは妥当?道路別に考察します

2020年10月16日高速道路事情

最高速度を120キロに引き上げる方針が決まった高速道路について、道路特性を踏まえつつその妥当性を検証していく。

高速道路の120キロ引き上げの目的はただ1つ。規制速度と実勢速度との乖離を小さくすることである。

120km/h引き上げの条件

警察庁は2020年7月22日、高速道路の規制速度を最高120キロまで引き上げる方針を決めた。複数のニュースサイトによると、120キロに引き上げる高速道路の条件は以下のとおり。

  • 1.道路の設計速度が120キロであること。
  • 2.実勢速度が100キロ以上であること。
  • 3.対象区間の長さが20km以上であること。
  • 4.最高速度を引き上げても死傷者が大きく変化しないと予測できること。
  • ただし、片側3車線以上が設けられた道路が優先される。

以上の条件をすべてクリアした高速道路について、警察庁などの組織が速度引き上げの最終判断を下すとのこと。

120km/h引き上げの対象道路

2020年7月現在、最高速度引き上げの候補に指定された道路は東北道、新東名、常磐道、東関東道の4種類。

東北自動車道

東北道の浦和IC (埼玉県) – 佐野スマートIC (栃木県) 、さらに花巻南IC – 盛岡南IC (岩手県) において最高速度が120キロに引き上げられる可能性が濃厚。

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新東名高速道路

新東名の御殿場JCT – 浜松いなさJCT (静岡県)において、最高速度が120キロに引き上げられる可能性が濃厚。

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常磐自動車道

柏IC (千葉県) – 水戸IC (茨城県)の区間において、最高速度が120キロに引き上げられる可能性が濃厚。

東関東自動車道

千葉北IC (千葉県) – 成田JCT (千葉県)において、最高速度が120キロに引き上げられる可能性が濃厚。

番外編:関越道はなぜ120キロに引き上げられない?

関越道の川越IC (埼玉県) – 渋川伊香保IC (群馬県) は設計速度120キロに指定されている。しかし、関越道は120キロ引き上げ予定区間に選定されなかった。

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番外編:中央道はなぜ120キロに引き上げられない?

中央道の最高速度が引き上げられる予定はない。中央道の東京都区間の道路特性についてはこちらのページで解説している。